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令和7年度 田布施町人権学習講座
田布施町教育委員会では、人権に関する学習機会・情報提供の充実を図るため、専門の講師をお招きして、様々な人権問題についての学習講座を開催しています。
第1回 田布施町人権学習講座(開催済み)
- 日時:10月2日(木) 18時30分~19時40分
- 会場:西田布施公民館
- 演題:「部落差別(同和問題)について」
- 講師:田布施町教育委員会 社会教育課 派遣社会教育主事 河村 崇文 先生
- 概要:同和問題について、歴史的背景や政策について教えていただきました。また、マジョリティとマイノリティの視点についても学習し、差別のない社会を築くためには、双方の多様性を認めあうことが大切であることや、同和問題や様々な人権課題の解決は特定の誰かではなく、すべての人が人権意識を高め、「差別のない社会」を共に築いていくプロセスであることなどを再確認しました。
【参加者アンケートより】
・知ることで差別をしない大人でありたいと思いました。今日の内容とても分かりやすかったです。マジョリティの価値観にいつも問いかけることも大切なことだと思いました。
・先入観や価値観を見直すよいきっかけになりました。今後も勉強していきたいと思います。
・日常の生活の中での無意識的な差別意識がないかを振り返りながら、少数派の考えや意見の尊重であったり、自身の認識をアップデートしていくことの大切さを感じました。
・構成的でとても分かりやすかったです。基本的知識を蓄えられた。
第2回 田布施町人権学習講座(開催済み)
- 日時:10月9日(木) 18時30分~19時40分
- 会場:西田布施公民館
- 演題:「同じ漢字の国からのカルチャーショック」
- 講師:林 孝子 先生
- 概要:講師の林先生の生い立ちから今日にいたるまで生活の中で感じられたことや乗り越えられたこと、中国語と日本語で漢字の意味が異なることや両国の文化の違いからくるカルチャーショックを明るくユーモアを交えながら具体的エピソードをお話いただきました。講演をとおして、相手に近づこうとすること、相手を理解しようとする心をもつことの大切さを意識する機会となりました。
【参加者アンケートより】
・ご自分の体験をもとに、同じ漢字でも中国と日本ではあんなに意味が違うことが分かり、ご苦労されたことが想像できました。明るい性格で積極性があり、努力されたことがよく分かりました。楽しかったです。相手のことを理解しようとする姿勢はとても大事だと思いました。
・「近づかないと理解できない」という言葉にすごく感動した。教員をしているが、「なんで分からないの」という言葉や思いをもたず、気持ちを知ることができるよう歩み寄りたい・子どもの心と大人の心をつなげられるようになりたい。
・同じ漢字で意味が違うことに大変悩まれていたことが伝わりました。しかし、その苦労を乗り越えて両方の意味が理解できる強みに変えていかれたのだと感じました。
・自分の世界を相手にあてはめようとせず、違って当たり前。知ろうとする・理解しようとすることが平和にもつながっていくのだろうと思いました。
第3回 田布施町人権学習講座(開催済み)
- 日時:10月16日(木) 18時30分~19時40分
- 会場:西田布施公民館
- 演題:「子どもの人権と子育て」
- 講師:田布施町こども家庭センター 子ども家庭支援員 中本 隆徳 先生
- 概要:教育現場での40年以上のご自身のキャリアからくる多彩な経験をもとに、子育てにとって大切なことや重要なことをとても分かりやすく教えていただきました。また、「待つ」ことの大切さ、「子どものサイン」を読むこと、「背景を読み解く力」がとても必要なことなど子育てや教育現場にとって必要なことや、求められる大人の姿を改めて考える機会ともなりました。
【参加者アンケートより】
・子育てについてこれからもしっかり傾聴し、心を寄せ、目配り・気配りを忘れないように対応していきたいと思います。母性・父性の享受について順序が肝心だと理解しました。
・こども家庭センターの取組や現在の問題の難しさ、教育現場でのご経験を絡めたお話等どれも大変勉強になりました。
・「待つことは信じること」という話が印象に残っています。様々な課題や大人からの視点でつい口を出してしまったり、せかしたりしていますが、待つことで将来的に本当の意味で自律できるという話を聞いて「たしかに・・」と思う節がたくさんあることに気づきました。今後は「待つこと」を大切にしたいと思います。
・子育ての中で大切な言葉をとても分かりやすく、たくさん教えていただいてとてもよかったです。大切にしていこうと思います。
